Prevention
予防歯科
健康な歯を守るためには、
痛くなる前の予防が重要です。
歯を長く残すための定期健診
歯を失ってしまう原因はむし歯や歯周病ですが、痛みの伴うむし歯と違い歯周病はほとんどが痛みのないまま進行していくので痛みが発生する頃には手遅れになってしまっていることが多いです。成人のおおよそ8割歯周病と言われてる現在の医療界では、治療ではなく”予防”が重要視されています。悪化してから治療を始めるのではなく、定期的に歯医者へ通院し異常を早期発見することでより多く歯を残すことを選択できます。
生涯医療費と歯の健康
歯の健康は身体の健康と密接に関係しています。歯が悪いと咀嚼力が衰えてしまい食事が偏り歯並びも悪くなってしまいます。それにより骨粗しょう症や糖尿病の発症リスクが高まり身体にも悪影響を及ぼします。歯の健康は生涯医療費にも大きく関係すると言えます。定期的に歯科医院でメンテナンスして歯の健康を守っている人とそうでない人では生涯医療費が安く済む傾向にあります。
歯のクリーニングと口腔メンテナンスで
歯を健康に保ちます。
プロのクリーニング（PMTC）
PMTC（Professional Machinical Tooth Cleaning）とは直訳で「専門家による機械的な歯の掃除」です。
ホームケアだけではどうしても落ち切らない磨き残しやヤニ、ステインなどを歯科衛生士が専門の器具を使用して清掃を行うことで歯をツルツルにします。定期的なクリーニングによって歯の表面をツルツルに保つことで汚れの付着を防ぎ、むし歯の予防効果も高まります。
口腔ケア・メンテナンス指導
歯のクリーニングや検診の他にホームケアも予防歯科には大事な要素です。普段から歯肉のマッサージや正しい歯磨きの仕方などを行うことでむし歯や歯周病の予防歯科に大きく関わってきます。
口腔内のメンテナンスについて正しい知識を身につけていただくために定期健診では歯磨き指導や歯肉のマッサージ方法をお伝えしています。予防方法や口腔内の検診について気になる事はお気軽にご相談ください。
Cavity Treatment
むし歯治療
一人一人の症状によって、
より良い治療提案をさせていただきます。
軽いむし歯の治療
虫歯がエナメル質と呼ばれる歯の表面に確認される状態で、自覚症状はほとんど無いため歯科健診や定期診査で早期に発見される場合が多いです。
治療にはプラスチックを直接詰める方法や型を取って詰め物・被せ物を詰める方法があります。
深いむし歯の治療
深く進行したむし歯はうずきや沁みる軽い自覚症状から、ズキズキ痛む自覚症状が伴います。虫歯が深くなればなるほど痛みが強くなります。
神経まで到達した深いむし歯は根管治療を行います。神経を除去し内部洗浄と消毒をして薬剤で蓋をする方法です。
インレーとクラウンの種類について
「インレー」は浅いむし歯などで使用する部分的な詰め物です。
クラウンは深いむし歯などで失った部分の多い場合に歯全体を覆う被せ物です。
失った歯の範囲や部位、噛み合わせなどを考慮して歯科医師が必要な治療を判断します。治療で使う素材はそれぞれ特徴や費用が異なるため患者様のご希望に合わせたものを使用します。
CAD/CAM
保険適用
レジン（歯科用のプラスチック樹脂）に、セラミック（陶器）の粉を混ぜた素材でできた保険適応の白い詰め物・被せ物です。
| メリット | ・保険適用のため安価に作成できる ・白色のため審美性に優れている ・金属を使用しないためアレルギーでも使用でき身体に優しい |
|---|---|
| デメリット | ・全ての歯に適用できるわけではない ・セラミックやジルコニアと比較すると汚れがつきやすく破損しやすい |
| 費用 | 保険診療 |
金銀パラジウム合金
保険適用
保険適応の金属でできた、いわゆる「銀歯」といわれる詰め物・被せ物です。
| メリット | ・保険適用のため安価に作成できる ・耐久性に優れている |
|---|---|
| デメリット | ・金属のため審美性が良くない ・金属アレルギーを起こす場合がある |
| 費用 | 保険診療 |
ジルコニア
自由診療
人工ダイアモンドに使われる硬い素材のジルコニアを使ったもの。
白く透明感があるため自然の歯に近い仕上がりになります。 表面に汚れや歯垢がつきにくく劣化や変色リスクが少ないという特徴があります。
| メリット | ・色が白く透明感があり自然な歯に近いので審美性に優れている ・金属を使用しないためアレルギーでも使用でき身体に優しい ・歯垢（プラーク）が付着しにくい |
|---|---|
| デメリット | 強い負荷にがかかると割れる可能性がある。 |
| 費用 | インレー 55,000円（自由診療） クラウン 88,000円（自由診療） |
ゴールド
自由診療
主に金合金や白金加金と呼ばれる素材で作られたもの。 金合金や白金加金は錆びにくいため、長期間歯に使用しても金属アレルギーが起こりにくく適合性が高いという特徴があります。
| メリット | ・歯と同程度の強度があり強い負荷のかかる場所にも使用できる ・歯との密着度が高いのでむし歯が再発しにくい ・吸水性が無く劣化しにくいので長持ちする |
|---|---|
| デメリット | ・金属のため審美性が良くない |
| 費用 | インレー 55,000円（自由診療） クラウン 88,000円（自由診療） |
Dentures
義歯・入れ歯
快適な生活を送るために自分に合わせた歯をつくる。
義歯と入れ歯の必要性
虫歯や歯周病だけでなく様々な理由で失ってしまった歯は戻りません。そのため義歯や入れ歯を選択し生活していく必要があります。
入れ歯は作っても外れやすい、外れにくい、かみ合わせが悪いなど様々な悩みが生まれてしまう場合が少なくありません。それらを解決し快適な生活を送るために小さなことでもご相談ください。
入れ歯素材の種類について
レジン床
保険適用
保険適用の一般的な入れ歯です。
入れ歯の土台となる部分や人工歯に使う材料はレジン（歯科用のプラスチック樹脂）のみでできており、厚みがあるため装着時の違和感や食べ物の温度が伝わりづらいというデメリットがあります。
| メリット | ・保険適用のため安価に作成できる ・修理がしやすい ・短期間で作ることができる |
|---|---|
| デメリット | ・熱が伝わりにくく味がわかりにくい ・厚みがあるため装着時に違和感がある ・汚れやにおいがつきやすい |
| 費用 | 保険診療 |
金属床
自由診療
コバルトクロム素材は、最も歴史のある素材です。熱を伝えやすく清潔で美しい状態で、永く快適に使用できます。熱を伝えやすい為、お食事を美味しくいただくことができます。
保険適用の入れ歯では厚みが気になる人に向いています。
| メリット | ・プラスチック製よりも薄く装着の違和感が少ない ・耐久性に優れている ・熱伝導性か良いので味を感じやすい |
|---|---|
| デメリット | ・金属アレルギーを起こす場合がある |
| 費用 | 220,000円（自由診療） |
ノンクラスプデンチャー
自由診療
従来の歯のかみ合わせにクラスプ（金属のフック）を使用せず、他の方法で装着する入れ歯です。一般的には周囲の歯や歯茎に特殊な素材を使って装着し、より自然な外観と快適さが得られます。
| メリット | ・金属製のフックが無いため審美性に優れている ・フックが無いことで違和感なく装着できる ・周囲の歯や歯茎に密着して装着されるため安定性が高い |
|---|---|
| デメリット | プラスチック樹脂の使用量が多いため耐久性が低め |
| 費用 | 88,000円～（自由診療） |